【プロが教える!】大学のレポート作成時の注意点
レポートを書く時の注意点はこれ!
いざレポートを作成すると、どんなに短い内容でも、入念な調査が必要だと気づきます。
執筆に時間をかけた分だけ、完成したときの喜びはとても大きいものです。
しかし、実際にレポートを提出すると「受理されなかった」という人が、少なからずいます。注意事項を知らなかったために、貴重な時間を無駄にしてはもったいないですよね。
そこで今回は、「レポート作成時の注意点」と題して、これだけは守って欲しい事柄について説明していきます。
引用した文章は、必ず出典を明記する
レポートを作成する際、他人の文章を無断で使用することは「コピペ」と呼ばれ、禁止事項です。別の言葉で「剽窃(ひょうせつ)」とも言います。剽窃とは、他人の著作物を複製し、あたかも「自分の著作物である」と偽ることです。誰かが文章を作ると同時に、著作権は自然に発生します。つまり、「コピペ」は、明らかに著作権の侵害です。
デジタル時代の現在では、ネット上の操作で、簡単に文章をコピペできるようになりました。教科書や紙の資料でも、スマホで撮影して、文字を読み取りペーストすれば、容易にコピペが成立してしまいます。
剽窃は一種の不正行為であり、必ずバレます。そして発覚すれば、厳罰に処されます。また、以前に書いたレポートを真似して、新しいレポートと見せかけることも不正行為です。仮にコピペする気がなくても、引用箇所に対する情報がなければ、剽窃と判断されても仕方ありません。過去の文献から文章を引用する際には、必ず出典を明記しましょう。
図表・データの取り扱いに注意する
今やSNSで簡単に最新情報が手に入るため、図表等の扱い方は極めて重要です。また、データを捏造することも、コピペ同様に禁止事項です。考えられる例として、グラフを目的の結果に合うように調整する、SNSの画像を加工する、関連するデータを省略する、あるいは実施されていない調査や実験を捏造する、などがあります。
ネット上にある画像にも肖像権があるため、これを勝手に使用し、加工することは許されません。
もしデータを捏造してしまったら、その情報を活用した人も巻き込んで、より大きな問題へと発展してしまいます。レポートは「成果を共有する」という意義があることを、しっかり意識しましょう。
まとめ
今回は、レポート作成時の注意点として、コピペと捏造を取り上げました。
リサーチをしっかり行い、引用した箇所に対して出典を明記すれば、意図しない禁止事項への抵触を防ぐことが出来ます。また、参考文献もきちんと添えることが重要です。注意事項を守って、価値あるレポートを作成していきましょう。