卒論代行の選び方。失敗しないために頼む前に確かめた5つのこと【体験談】
卒論代行、頼んで後悔しないか不安なあなたへ

時計を見ると深夜2時だった⋯どうしても書けない。どうやればいいか分からない。
東京近郊の国立大学に通う拓真は頭を抱えた。卒論が1ヶ月近くほとんど進んでいないのだ。
最初はすぐに終わると思った。
先行研究をして、卒論で何を書くかを決め、先生に研究計画を提出した。
先生からは「よくできている」と皆の前で褒められたほどだ。
しかしそのあとが地獄だった⋯
とりあえず、思いついたことから書いてみる。書いた論文の文字数は増えていった。でも書いた文章と文章が繋がらない。
書いた文章をすべて捨ててしまうのは辛すぎるから、何とかして書いたものを活かして仕上げようとするけど、頑張れば頑張るほど辛くなってきた。
自分ではどうしようもないところまで来てしまったなぁ…。拓真はそう思って、すがる思いで「卒論代行」を検索した。
3社の見積もりを前に。値段より、バレるかどうかが怖かった
検索結果には、思ったよりたくさんの業者が並んでいた。
そのうち三社に、同じ内容で問い合わせてみた。テーマ、今の文字数、締切、そして、書いたものが繋がらないこと。送信ボタンを押したときには深夜2時半になっていた。
返事は、ばらばらだった。
一社目は、十分後に来た。定型文だった。料金表のリンクと、振込先だけが書いてあった。
二社目は、翌日の昼に来た。丁寧だった。ただ、拓真が書いた内容には、触れていなかった。
三社目は、朝の八時に来た。長いメールで、拓真の書いた文字数と締切を引用したうえで、いくつか質問が並んでいた。先生から、どんな指示を受けているか。今、どこで繋がらなくなっているか。即日対応もできるが、まず状況を聞かせてほしい、と。
三つの見積もりを、並べてみた。
値段は、一番安いところと高いところで、倍近く違った。
でも拓真は、安いところを選べなかった。高いところも選べなかった。
決められない理由は、値段じゃなかった。
これ、バレないのかな。そもそも詐欺の心配もあるよな⋯。
メールを送る時に感じていた不安が、胸をかすめた。
振り込んだあとに、連絡が途絶えたら。
届いたものが、どこかの使い回しだったら。AIを使っている可能性だってある。
読んでみたら、自分のテーマと全然関係ない中身だったら。
ばれるのが怖いというより、払ったお金と、残り一か月が、丸ごと消えるのが怖かった。
もう一つ、想像すると背中が冷えることがあった。
もし論文が完成しても、口頭試問で、これはどういう意味か、と聞かれて、答えられなかったら。
自分の名前で出す論文の中身を、自分が説明できない。それは、書けないより、まずい。
拓真は、三社の見積もりを閉じて、別のことを始めた。値段ではなく、頼んで大丈夫かどうかを、確かめられることを、一つずつ、書き出してみた。
頼む前に拓真が確かめた「5つのこと」
拓真が書き出したのは、5つだった。
- お金を払う前に、どんなものが届くのか、中身が見えるか。
- 誰が書くのか。具体的な経歴が出ているか。
- 使い回しではなく、自分のテーマと要望で、ゼロから作るのか。
- 届いたあと、その中身を自分で説明できる材料があるか。
- 生成AIで書いていないか。
三社に、この5つを、そのまま聞いてみた。
答えが返ってきたのは、三社目だけだった。
一つ目。入金前に、中身が見えるか
三社目は、こう返してきた。入金の前に、無料で「ご確認レジュメ」を作る。テーマ、問い、構成、先行研究の方向を千字ほどにまとめたもので、それを見てから、頼むかどうか決めてほしい、と。
拓真が一番怖かったのは、振り込んだあとに連絡が途絶えることだった。払う前に、相手が何を作るつもりかが見える。それだけで、詐欺の不安は、ほとんど消えた。
二つ目。誰が書くのか
サイトに、運営者情報のページがあった。代表は明治大学の法学部を出て、学生の頃にこのサービスを始めて15年。執筆陣として、東大の経済学研究科を出た人、早稲田から筑波の大学院に進んで修士論文が海外の雑誌に載った人、MBAを持つ人。十人の体制で、採用は二千字のレポート試験と面接、研修は最長三か月と書いてあった。
口コミや評判をXで探してみたが、この業界は、どこも少なかった。だから拓真は、口コミではなく、誰が書くのかを、顔と経歴で確かめることにした。名前と経歴を出している、ということは、逃げない、ということだと思った。
三つ目。使い回しではなく、ゼロから作るのか
三社目のサイトには、完全オーダーメイド、と書いてあった。テーマも、先生の指示も、拓真がすでに書いた文章も、全部聞いたうえで、ゼロから作る。納品の前に、書いた人とは別の人が、百項目の基準で確認する。
バレるかどうかの不安は、結局、ここに尽きた。どこかの使い回しなら、バレる。自分のテーマと要望で、自分のためだけに作られたものなら、他の誰とも重ならない。三社目は、十五年やって、レポートも含めて一度も、そういうことは起きていない、と書いていた。
四つ目。届いたあと、自分で説明できるか
オプションに「完全解説書」というものがあった。論文を書いた本人が、なぜこの問いなのか、なぜこの順番なのか、どの先行研究をどう使ったのかを、依頼者向けに解説する資料だという。
口頭試問で「これはどういう意味か」と聞かれても答えられない。拓真が一番想像したくなかった場面だった。書いた本人が、解説を書く。それは、説明できるものを納品する、という約束と同じだと思った。
五つ目。生成AIで書いていないか
三社目は、生成AIを使わない、と明記していた。理由も書いてあった。AIの文章には、透かしや検出で分かる痕跡が残りうること。そして、AIが書いた浅い文章では、先生の突っ込みに耐えられないこと。
拓真は自分でも一度、AIに書かせてみたことがあった。それらしいのに、どこか嘘っぽくて自分のテーマの話をしていなかった。だから、この一行はすぐに信じられた。
決め手は無料の「ご確認レジュメ」
三日後、「ご確認レジュメ」が届いた。
驚いた。拓真が送った繋がらない文章について、こう書いてあった。
第二章と第三章が繋がらないのは、問いが二つ混ざっているからだ。
片方を仮説に落として、もう片方を結論の前に回すと、一本の筋になる、と。
拓真が一か月、自分でも分からなかったことが、千字の中に先に書いてあった。そして、その解決策も綺麗に提示されていた。
この人たちは、自分の原稿をちゃんと読んでいる。無料でここまでしてくれることに心強さを感じた。
値段は3社の真ん中だった。でも、相場の話はもうどうでもよくなっていた。
拓真は、その夜、振り込みの手続きをした。
納品された卒論を読んでみると⋯

振込から1ヶ月後に納品された論文と、完全解説書を並べて、拓真は自分の原稿を、もう一度開いた。
一か月前に捨てられなかった文章は、今も、そこにあった。ただ、見え方が違っていた。レジュメに書いてあった通り、問いが二つ混ざっていた。
片方を仮説にして、もう片方を結論の前に回す。そう決めてから読み直すと、どの段落がどこに行くべきか、自然に分かった。
拓真は納品された論文を、そのまま出そうとは思わなかった。解説書を読むと、なぜこの順番なのか、なぜこの先行研究をここで使うのかが、一つずつ書いてあって読んでいるうちに、自分の言葉で書き直したくなった。自分が書いた文章は、捨てずに済んだ。置き場所が分かっただけで、生き返った。
自分なりに論文を書き上げたのは、締切の四日前だった。
口頭試問では先生がこう聞いた。第二章と第三章の接続が、以前の草稿と比べてかなり変わっているが、どう整理したのか。
拓真は答えた。問いが二つ混ざっていることに気づいて、片方を仮説に落としました。そこは自分でも一番悩んだ点で、と。
先生は少しだけ笑って、うなずいた。
自分で悩んで、自分で組み直した箇所だった。
だから、答えられた。もし、届いたものをそのまま出していたら、この質問には、答えられなかったと思う。
この5つの質問に答えられない業者に、依頼するのは危険です
もし、あなたが今、三社の見積もりを前に、決められない夜を過ごしているなら。
値段より先に、この五つを聞いてみてください。そして、一つ目の、払う前に中身が見えるか、を、実際に試してみてください。
私たち卒論・レポート代行プラザは、無料の「ご確認レジュメ」から始めます。テーマ、問い、構成、先行研究の方向を千字ほどにまとめたものを、入金の前にお渡しします。それを見て、この人たちは自分の原稿を読んでいる、と思えたら、そのとき初めて、頼むかどうかを決めてください。
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