レポート・卒論を楽にするためのインプット全技法

大学生のための勉強の仕方を徹底解説

大学生の試験勉強、レポート・卒論を楽にするインプット全技法

卒論やレポート、期末試験に向けて大学の勉強の仕方をどのようにするべきか、ということは大学生活で避けられない重要な課題です。これらの課題をうまくこなすためのポイントは、効率的なインプットにあります。

そこでこの記事では大学での勉強の仕方に困っている方に向けて「どのようにインプットを進めるべきなのか」ということを解説していきます!

目次

  • 大学生の勉強の仕方の基本
  • 効率的な情報収集の方法
  • まとめ

大学での勉強の仕方の基本

期末試験勉強をする際や、卒論やレポートを書くために、まず知識のインプットが重要です。例えば、卒論やレポートなどをスラスラ書けない理由の多くはインプットが足りていないことが原因です。

例えば、あなたが全く知らない国である「ベラルーシについて書いてください」という課題が出された場合、何から書けばよいか困ってしまいますよね?一方で、「日本について書いてください」という課題が出された場合、もう少し書きやすく感じるはずです。このようにしっかりと自分が書こうとしている分野をインプットしているかどうかで大きく書きやすさは変わってくる訳です。

大学の期末試験勉強やレポートや卒論を書く前に必要なインプットは大きく分けて2つあります。

  • 専門用語などの「単語リスト」を作成する
  • その分野特有の「理論や考え方」などの理解をする

 

専門用語などの「単語リスト」を作成する

まずは期末試験勉強の範囲、あるいはレポート課題や卒論で書こうとしている分野の専門用語の定義や基本的な概念を理解していきましょう。基本的には、教科書の内容に一通り目を通し、自分の「知らない」あるいは「理解できていない」単語をリスト化していきます。

卒論や難しいレポート課題などより発展的な内容が求められる場合には、さらに参考文献や学術論文など、信頼性の高い情報源を利用して、より高度な知識も同じ要領でリスト化していきましょう。

ここでは自分がレポートや卒論に書こうとしている分野の単語帳を作るつもりで学習を進めていきます。

 

その分野特有の「理論や考え方」などの理解をする

あらゆる分野にはその分野の基礎となっている理論があります。

例えば、福祉分野では「クライエント中心療法の考え方」、経営学では「マーケティングの4P」や「5Force分析」、看護学では「フィジカルアセスメント」など、その学問の柱となっている理論が必ずあるはずです。

理論や考え方のインプットには、それらを論理的に組み立てる思考力が求められます。まずは教科書を読み込みましょう。その上で理論を他者に説明するつもりでノートにまとめたり、図示をしたり、言葉に出してプレゼンをしてみたり、自分なりの言葉でまとめてみましょう。この時、メモやノートを活用し、考えを記録しておくと、後々のレポートや論文を書く際に役立つ資料となります。

このように、知識と理論をしっかりと整理することで、インプットした情報が卒論やレポートの中で効果的に活用され、論理的かつ説得力のある文章を作成することができます。

 

効率的な情報収集法

ここまでに見てきたように期末試験勉強、卒論やレポートの成否は、どれだけ質の高い情報を効率的に収集し、それを適切にインプットできるかにかかっています。ここでは、勉強する資料の選定の仕方について解説します。

 

まずは教科書の読み込みから

まず、情報収集の基盤となるのは、先ほどもお伝えしたように教科書(基本書)の読み込みです。これらは学問分野の基本的な知識や定義、理論を理解するために初学者にも分かりやすく書かれており、大学の期末試験勉強や卒論やレポートを書く際に不可欠です。

 

学術論文や専門書の活用の仕方

基本的なレポート課題や期末試験内容であれば、教科書の内容をしっかり抑えれば必要な勉強は完了です。ただし発展的なレポート課題や卒論を書くためには、学術論文や専門書の活用が欠かせません。

これらの資料は、研究の最新動向や高度な理論を提供し、卒論やレポートにおいて重要な資料となります。特に、学術データベース(例えば、Google ScholarCiNii Researchなど)を利用することで、信頼性の高い論文を迅速に見つけることができます。さらに、より分野を絞って書かれた専門書は、特定の分野における深い知識を提供し、広範な視野を持つために役立ちます。なお、レポートや卒論で何らかのデータを用いる場合には政府統計(e-Stat)や各種一次資料に当たる姿勢も高評価を得る上では大切になります。

このように学術論文や専門書をうまく活用することで、試験勉強においては発展的な学習をサポートし、レポートや卒論においてあなたの主張をより強固にしてくれます。

 

メモやアプリの活用術

収集した情報を効果的にインプットするためには、適切なツールの活用が重要です。まず、情報を整理しやすくするためにメモを取ることを基本としましょう。手書きのノートやデジタルメモアプリを使って、重要なポイントやアイデアを迅速に記録します。EvernoteNotionといったメモアプリは、情報を体系的に整理し、タグ付けして後から検索しやすくするのに役立ちます。

また、リスト化やマインドマップの手法を活用することで、情報を視覚的に整理し、効率的なインプットが可能になります。これにより、後で情報を簡単に引き出すことができ、論文やレポートの作成作業をスムーズに進めることができます。初学者でも使いやすいCoggleMindMeisterなどがおすすめです。

このように、教科書を中心に、必要に応じて学術論文や専門書を活用し、適切なツールを使ってインプットを整理することが、期末試験勉強や卒論やレポートの質を大きく向上させるポイントです。

 

まとめ

これまでに紹介した大学生向けの勉強の仕方は、期末試験や卒論やレポートを成功させるために不可欠なプロセスです。

まず基礎となる知識をしっかりと理解するためには、教科書や基本書を読み込むことが出発点となります。次に、高難度の授業の試験や発展的なレポート課題や卒論を書くために不足している情報があれば、学術論文や専門書を活用することが求められます。これにより、最新の研究成果や高度な理論を自分の論文に取り入れ、レポートや卒論の内容に深みと説得力を加えることができます。

また、収集した情報を効果的に整理し、インプットを最大限に活かすためには、メモやデジタルツールを駆使することが重要です。これにより、情報を効率的に管理し、論理的なアウトプットを実現するための土台が整います。

これらの勉強の仕方を組み合わせることで、期末試験の準備や論理的で説得力のある卒論やレポートを作成することができます。期末試験の合否や成功するレポートや卒論は、質の高いインプットから始まります。これらの技法を実践し、自信を持って勉強に取り組んでみてください。