レポートの書き方講座①「前提となる事実」の書き方

【レポートの書き方講座②】「前提となる事実」の書き方

 

こんにちは、レポート・卒論代行プラザの宮田です。

今回はレポートや卒論の書き出し部分についての書き方を説明致します。

さて、前回お話した文章の骨格についておさらいしてみましょう。

①前提となる情報

②展開して複雑化する

③展開から生まれる疑問点

④疑問点に対する答え。 

でした。「①前提となる事実」はこの中でも文章を書き始める部分になります。更に言えば、読者が読み始める部分でもあります。つまり、読者がこの後の文章を読みたいと思ってくれなければ意味がありません。そこで大切なのがお笑いで言うところの「あるあるネタ」を文章の初めに置くことです。人間がコミュニケーション取る際に重要なのは、まずは相手に共感してもらうことです。そこで役立つのが「あるあるネタ」。「あ〜いるいる!」「あ〜わかる、わかる!」といった感情を喚起してくれるネタは人が興味を持つキッカケとなるものです。レポートや論文でも同じ。まずは読者の心を掴まねばなりません。

「前提となる事実」は、その分野やテーマについての大前提となっている情報を書きます。例えば、カレーライスについて書く場合であれば

 カレーライスは今や日本国民のソウルフードとも言える存在である。実際、日本人の好きな食べ物ランキングでも必ず10位以内に入っている。

 といった書き出しになります。もう一つぐらい例を書いてみましょうか。今度は少し難しいアベノミクス。以下のようになります。

 アベノミクスは第二次安倍政権が掲げる経済政策である。その内容は①財政出動、金融緩和、③成長戦略という3本の矢で表され、デフレ脱却を志向したものである。

 いかがですか?その分野において、当然となっている情報を書くことがポイントです。読む人が全員当たり前だと考えていることをまとめて、書いてみましょう。文章の書き出しに困っている方は多くいらっしゃいます。しかし、まずは全員が理解していることを書けばいいと思えば何だか簡単に思えてきませんか?

次回は、こうして書き出した文章を更に展開していく方法について学んでいきます。是非ご期待下さい!