卒論の「おわりに」(結論/まとめ)がみるみる書きやすくなる方法とは?

卒論の「おわりに」(結論)の書き方を解説!

卒論の「おわりに」(結論)がみるみる書きやすくなる方法とは?

卒論の「おわりに」(結論)がみるみる書きやすくなる方法とは?

卒論の「おわりに」(結論/まとめ)の書き方に困っていませんか?卒論を効果的に締めくくるためには「書いてきたことをどのように結論づけるのか」が大切になってきます。

成績にも直結する「おわりに」の書き方。この記事では、具体的な例をあげながら、そのコツを分かりやすく解説します。

この記事の目次

  1. 卒論の「おわりに」(結論)で抑えるべき要点
  2. 3ステップ】効果的な「おわりに」(結論)の書き方
  3. 卒論の「おわりに」(結論)を書く際の実践的アドバイス

1. 卒論の「おわりに」(結論)で抑えるべき要点

「おわりに」(結論)は、卒論全体をまとめ、研究の成果や意義を簡潔に示す重要な部分です。ここでは、卒論の「おわりに」を書く際に押さえておくべき要点について解説します。

ポイント① 結果のまとめと研究の意義を簡潔に示す方法

「おわりに」(結論)では、まず研究結果を簡潔にまとめることが重要です。これまでに述べた分析や考察を踏まえて、どのような結論に至ったのかをはっきりと述べましょう。結果を示す際は、主なポイントだけを抽出し、余計な詳細は避けてください。

次に、その結果がどのような意義を持つのかを明確にすることも大切です。単に「〇〇が明らかになった」と述べるだけではなく、それが社会や学問にどのような影響を与えるのか、自分の研究がどんな貢献をしたのかを説明します。これにより、卒論全体が一貫性を持ち、読者に研究の価値が伝わりやすくなります。

 

ポイント② 今後の課題や展望を述べる効果的な書き方

「おわりに」(結論)の中で、今後の研究課題や展望に触れることもよくあります。これによって、自分の研究がどのような方向でさらに発展する可能性があるかを示すことができ、研究の広がりをアピールできます。特に、研究の限界や制約を簡潔に述べ、その上で次の研究に繋がる課題や可能性について提案すると、今後の研究のステップを示す効果的な締めくくりになります。

この部分を書く際には、自分の研究が完全なものではないことを認めることも大切です。その上で、どのように次のステップに進むか、また他の研究者にとってどのような手がかりになるかを示しましょう。

 

ポイント③ 読者に与える印象を意識する論文の締め方

「おわりに」(結論)は、読者が卒論全体の印象を最も強く持つ部分です。このため、単に結論を述べるだけでなく、読者に「この研究は重要だ」と感じさせるような工夫が求められます。結論部分はあくまで簡潔にまとめる必要がありますが、力強く、論理的に整えられた文章であることが理想的です。また、結論は過度に感情的にならず、客観性を保ちつつも自分の研究に自信を持って書くことが大切です。読者が「おわりに」を読んだときに、あなたの研究の価値をしっかりと理解し、納得できるように心がけましょう。

「おわりに」(結論)は、卒論全体を総括し、読者に対して研究の意義と成果を伝える重要な部分です。この要点を押さえて書くことで、卒論の完成度が一段と高まります。

 

2. 【3ステップ】効果的な「おわりに」(結論)の書き方

卒論の「おわりに」(結論)は、1000〜2000文字程度で研究全体を締めくくり、読者にその価値をしっかりと伝えるために非常に重要な部分です。ここでは、効果的な「おわりに」(結論)の書き方を段階ごとに解説していきます。ポイントを押さえれば、スムーズにまとめることができます。

ステップ1 - 卒論全体のまとめと結果の明確な提示

最初に、「おわりに」(結論)では卒論全体を簡潔にまとめる必要があります。これまでの研究の流れを振り返り、そもそも「なぜこの卒論を書いているのか」(研究動機)を改めて読者に提示しましょう。

その上で主要なポイントや発見を再確認します。その際に重要なのは、論文全体を要約するのではなく、研究の結果をシンプルに明確に提示することです。主な結論を一つか二つの重要な点に絞り、それが何を示しているのかを簡潔に書き出します。例えば「本研究では〇〇が明らかになった」という形式で、具体的な結果を示し、その意義を一文で述べると効果的です。結果の繰り返しや冗長な説明は避け、読者にとって一目で理解できるように心がけましょう。

 

ステップ2 - 「おわりに」で避けるべき曖昧な表現とその修正法

「おわりに」(結論)では、曖昧な表現や推測に基づく表現を避けることが重要です。「おそらく」「~かもしれない」といった曖昧な言い回しは、研究の信頼性を損なう可能性があります。代わりに、確信を持って自分の結論を述べるようにしましょう。

例えば、「〇〇の可能性がある」という表現を、「〇〇はこうした結果を示した」と断定的に書くと、読者に対してより強い印象を与えることができます。自分の研究結果に自信を持ち、研究の意義をしっかりと伝えることが重要です。

 

ステップ3 - 研究の限界と今後の課題をどう盛り込むか

最後に、「おわりに」(結論)の中で研究の限界や今後の課題について触れることも重要です。これによって、読者に対してあなたの研究が完全なものでないことを認識し、次に進むべき道筋を示すことができます。

研究の限界は、データの不足や手法の制約など、現実的な範囲で指摘しましょう。ここで正直に限界を認めることは、研究の信頼性を高める効果があります。また、今後の課題については、自分の研究が他の分野や研究にどう応用されるか、どのような追加の研究が必要かを簡潔に提案します。これにより、研究の広がりを示し、読者に新たな視点を提供することができます。

このように、「おわりに」(結論)はシンプルでありながら、読者に大きなインパクトを与える重要な部分です。このステップを踏んで書くことで、卒論全体をしっかりと締めくくり、読者に研究の意義を伝えることができます。

3. 卒論の「おわりに」(結論)を書く際の実践的アドバイス

「おわりに」(結論)は、卒論全体を総括し、研究の価値や意義を読者に伝えるための重要な部分です。適切なまとめ方をするために、具体的なステップやコツを押さえておくことで、より効果的な結論を書くことができます。ここでは、卒論の「おわりに」を書く際の実践的なアドバイスを紹介します。

短くても力強い結論の書き方のポイント

「おわりに」(結論)は、簡潔であることが重要です。多くの学生は、結論部分で再び詳細な説明や議論を行おうとしますが、これは避けるべきです。ここでの目標は、研究の主なポイントを再確認し、それを簡潔かつ明確に伝えることです。

アドバイス:

  • 主要な結論を12文で要約し、核心を簡潔に表現する。
  • 複雑な議論や新しい情報は避け、卒論全体を一言で総括する感覚で書くこと。
  • 結論部分は全体の1割程度(1000〜2000文字)のボリュームに抑えると、簡潔で効果的です。

 

読者を納得させる卒論の締め方とは?

「おわりに」(結論)は、卒論全体を通して伝えたかったメッセージを読者に納得させる最終部分です。ここでの役割は、研究の意義や成果を再確認させ、読者に「この研究は価値がある」と納得させることです。

アドバイス:

  • 読者に研究の重要性が伝わるよう、結論部分では研究の意義を強調する。
  • 具体的な成果を簡潔に述べ、その成果がどのような意味を持つのかを明確にする。
  • 「この研究がどのような影響を持つか」という視点から締めくくると、読者に強い印象を与えることができます。

 

文字数に縛られず、重要なポイントを伝えるコツ

卒論のまとめは大体10002000文字程度が一般的です。しかし、結論部分の書き方では、文字数を意識しすぎて肝心なポイントが伝わらないというミスが起こりやすいです。短くまとめることが大切ですが、重要な内容を省略してしまうと、読者に研究の価値が十分に伝わらない恐れがあります。

アドバイス:

  • 結論で必ず伝えたいポイントを最初に整理し、その要素を短い文で表現できるかを確認する。
  • 文字数にこだわりすぎず、最も伝えたい結論を優先し、それを伝えるために必要な文量を確保する。
  • 簡潔であっても、内容が薄くならないように、結論の核心はしっかりと伝えることを意識しましょう。

以上のアドバイスを実践することで、卒論の「おわりに」(結論)が簡潔かつ効果的にまとめられ、研究全体の印象を高めることができます。結論は卒論の顔ともいえる部分ですので、焦らずしっかりと準備をして、読者に強い印象を与える締めくくりを目指しましょう。

 

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