【レポートの書き方】テーマ選びに苦労していませんか?
質の高いレポートを書くためには「テーマ選び」が9割!?
この記事では、「何について書けばいいのか分からない」「そもそも主張したいことがない」という悩みに対して、レポートのテーマを決める解決策を提案します。
①そもそも「テーマ」って何?
レポートの意義は、学習成果や活動内容を、多くの読者と共有することにあります。実験や調査の準備段階では、目的を達成するための理由、アプローチなどを検討する必要があります。これらの要素をすべて合わせたものが、「テーマ」となるのです。
大学や社会人におけるレポートでは、このテーマに対し「主張」と呼ばれる自分なりの解釈や意見を提示することが必要となります。
②講義や課題の「キーワード」を抜き出そう!
テーマを決める効果的な手法は、講義中や課題の中で出てきたキーワードを絞り込むことです。これはレポートによって、あらかじめ与えられている場合もあります。
例えば、「日本の現状」というざっくりした講義内容からテーマを決めてみましょう。
一口に「現状」と言っても、「SDGs、英語、ジェンダー、教育、戦争、経済、少子高齢化、食品ロス、円安」など、様々な選択肢が考えられますが、ここでは「少子高齢化」について取り扱ったと仮定します。
「日本における少子高齢化の現状」について学ぶと、「少子化対策、超高齢化社会、人口構成比、少子高齢化の問題点、社会保障の維持、経済への影響」といったキーワードが必ず出現します。これ自体が、レポートにおけるテーマのキーワード候補となるのです。今回は「少子高齢化の問題点」を選びます。
すると、「日本における少子高齢化の現状及び問題点」となり、これだけでもほぼ完成形です。
③「主張」を取り入れ、テーマを具体化しよう!
レポートの執筆には、客観的事実に基づいた自分の主張が必要です。とはいえ、学んだばかりで、いきなり主張は浮かんでこないと思います。
そこで行うのが「情報収集」です。ネット文献、書籍、講義資料などを通して、レポート課題に対する知見を得ていきます。例えば、②の「日本における少子高齢化の現状及び問題点」で学術論文を検索すると、
・日本における少子高齢化が進んでいるとともに、労働力不足が顕著になっている。
・ドローンへの期待の高まりには、先進国を中心とする少子高齢化社会における慢性的な労働力不足、そして~
といった検索結果が出てきます。ここからテーマを再構築すると、「日本の少子高齢化による労働力不足の改善策を、ドローンの活用から考察する」と、いったように具体化することが出来ます。
まとめ
本記事では、
・テーマとは?
・「キーワード」を抜き出す
・「主張」を取り入れる
について紹介しました。
参考記事